YouTubeでAEの基礎講座をスタートしました。「基礎編」、「軸受編」は「基礎知識」でも紹介していますが、今後、個別の設備の診断方法について紹介していきます。ご希望の診断した設備があればご連絡下さい。
AE講習ビデオ–> YouTube視聴
AE設備診断(軸受編)–>YouTube視聴
AEに関する技術をできるだけ簡単にご理解頂き、たくさんの方にAEを活用して頂けるように、講習ビデオの提供を開始しました。現在、「基礎編」と「軸受編」を御用意しています。まずは、「基礎知識」を御覧下さい。御覧になってAEを使ってみようと思われたら、御遠慮なくご連絡下さい。内容は順次増やしていきますが、内容にご希望があればご連絡下さい。
プレス機の駆動部は回転数が低速であることや、加工による衝撃が大きいことから、振動法等による判断は困難です。また、AEを利用しても、加工により多数のAEが発生し、単純なレベル比較では判断できません。しかし、プレス機特有の動きを利用することで診断することができます。その方法は、プレス加工は常に同じ加工が繰り返されるので、1回の加工で発生するAEのパターンは類似することを利用します。詳細は、「設備診断」に計測結果の資料があります。ご参考に
加工1回ごとのAEの発生パターンを評価し、歯車にき裂や摩耗が進行した場合には、基本パターンに損傷進行によるAE量がプラスされることを評価する。
弊社SETLa(セトラ)のロゴが決定しました。M SPACE DESIGNの前川様のデザインです(ロゴデザインオフィス – M SPACE DESIGN (m-space-design.com))。基本は、弊社の企業理念であるSoundness Evaluation(健全性評価)のSE。評価の正確さを角ばった形で表現しました。
ハンバーグ製造工程の中の、複数の肉と調味料を混合する混合設備にて、混合の完了を評価した。均一に混合されていないと、それぞれの材料が混合器の内側をこするので、摩擦と相関のあるAEのRMSあるいはエネルギーがばらついた。均一に混合されると、この摩擦は一定になるので、AEの変動が小さくなった。AEの変動から混合完了を判断することができるので、無駄に混合する必要がなくなり、時間と電力の削減につながります。AEの摩擦との関係は「基礎知識」を御覧下さい。
ファンのブレードのき裂の進行を評価しました。回転周期と類似した間隔で発生するAEも観察されましたが、多数は発生が不定期でした。AE検査後の非破壊検査、蛍光探傷で、き裂が検出されました。補修後にAEを計測すると、AEの発生は認められませんでした。「設備診断」もご参考にして下さい。
ポリテクセンター中部で、今年も10月にAEの講習会の開催が決定しました。講師は、メンテクノオフィスの井上紀明様と、当社SETLaの西本が担当します。詳細は、ポリテクセンター中部のコース番号M6061をご参考にして下さい。内容は、本ホームページの「基礎知識」や「設備診断」を中心にした講義により、知識面でAEの基礎知識を習得します。さらに、実際の計測器を使用して材料試験や加工中のAEを計測し、AEに関する理解をより深めます。なお、講習の案内に、「金属材料、材料力学の基礎知識がある方」とありますが、全く必要ありませんので、ご安心してご参加して下さい。
ロータリーポンプの軸受の診断を行った。AEのエネルギーが、回転周期で変動するのが観察された。AEが回転周期で発生する原因としては、ローター、軸受、シールの損傷が考えられる。分解調査の結果、シールに通常より激しい損傷が認められた。(「設備診断」参照)計測器は、FCASを使用し、AEセンサはフィジカルアコースティクス社の60kHz共振型のPK6Iを使用した。