プレス機の駆動部は回転数が低速であることや、加工による衝撃が大きいことから、振動法等による判断は困難です。また、AEを利用しても、加工により多数のAEが発生し、単純なレベル比較では判断できません。しかし、プレス機特有の動きを利用することで診断することができます。その方法は、プレス加工は常に同じ加工が繰り返されるので、1回の加工で発生するAEのパターンは類似することを利用します。詳細は、「設備診断」に計測結果の資料があります。ご参考に
加工1回ごとのAEの発生パターンを評価し、歯車にき裂や摩耗が進行した場合には、基本パターンに損傷進行によるAE量がプラスされることを評価する。